お悩み相談「反抗期の子供との向き合い方」①
こんにちは。茉那令翠です。
親になったら一度は経験し、頭を悩ませる「子育て」。
世の中にはたくさんの育児本や教育方法があり、調べれば調べるほど迷子になってしまいますよね。
今日ご相談をしてくださった方もそんな「子育て」にお悩みでした。
カウンセリングでは、親子の関係をしっかり見てアドバイスしています。
親子関係の問題は本当に人それぞれで、関係性によって解決方法がたくさん存在するからです。
「子供が何を考えているのかわからない」
「勉強しない」
「親や先生の言うことを聞かない」
ご相談にいらっしゃる多くの方がよくこうおっしゃいます。
でも、もしかしたらそれは「親の価値観」を押し付けているのかもしれません。
子供には「反抗期」が訪れます。
そしてその反抗期を迎えた時に、コミュニケーションがうまくいかなくなってしまうケースがとても多いです。
「反抗期」とは自我の目覚めとも言いますね。
「反抗期」とは、子供が自分という存在を意識し始める時期なのです。
「親の言うことって本当に大切なの?」
「勉強って何のためにするの?」
「良い大学、良い会社に勤めることって本当に大切なことなの?」
反抗期を迎えている子供は、そんなふうに疑問を抱き、親の言うことに素直に従えなくなります。
「勉強しないと良い大学に行けないから、勉強しなさい!」
「良い大学に行かないと、立派な大人になれないよ!」
なんて親の価値観を一方的に押し付けてないでしょうか?
時代の流れは、色々な価値観を変えます。
親子の間の価値観の違いは、親子のコミュニケーションをさらにこじらせる原因になります。
親が自分のことを理解してくれないと、
「どうせ親に話してもわかってくれない」
「何を話しても無駄」
という心理が生まれ、ますます「反抗」が激しくなります。
ではどうすればうまく子供とコミュニケーションを取れるようになるのでしょうか?
自分の価値観を頭ごなしに押し付けるよりも、私はむしろ子供に、
「どんな大人になりたいの?」
「将来どんなことがしたいの?」
と聞いてあげることの方が大事だと考えています。
関係改善の鍵は、話を聞いてあげて、そして存在を認めてあげることです。
次回は、具体的にどうやって関係を改善していくか?についてお話ししたいと思います。